秋を感じた。

ついさっきブログを投稿したばかりなのに次が早すぎる。

全然更新しないか、すぐに更新するかのどちらかしかできないのだろうか、と自分自身でもツッコミを入れたくなってしまう。

 

でも、そもそもブログをまた書こうと思ったのは、タイトルにあるように「秋を感じた」からそれを文字にして残しておきたかったからなわけで、こちらが本題であるから許してほしい。

 

 

ねこじゃらしが、揺れながらこちらに迫ってくるようだった。

 

 

今日この光景を見た時に、たまらなく「秋だ」と感じて、秋特有のもの悲しさと、でもそこに美しさを感じて嬉しくなってしまうなんとも言えない感情が押し寄せてきた。

 

私は今、大学の寮に住んでいるのだが、私の部屋は中庭に面しており、ベランダから中庭がよく見える。

中庭、といっても手入れはまったく行き届いていなくて、定期的に草刈りはされているが、四季折々の雑草で彩られているようなそんな場所である。

 

今はちょうど、ねこじゃらしがたくさん生えている。

 

夕方、といっても少し日が傾いたくらいでまだ周りは明るいときに、秋の風に吹かれてねこじゃらしが揺れているのにははっとさせられるものがある。

それなりに背が高く、柔らかな茎を持っているからこそ、風に吹かれればまるで辺り一面が波打つように見えるのはとても趣がある。

秋は夕焼け空や、もみじや、ほかにも美しいものが多いからこそ、そのように色彩が豊かなわけでも、格別美しいわけではないものに秋を見出して、心打たれるようなこともあるのだろう。

 

別にSNS映えするような、華やかな光景ではなかったかもしれない。

それでも、ずっと見ていたいと思えるような光景であったことにはまちがいないと思う。