七夕まつりのジレンマ

今日、Twitterで「バズるブロガーやyoutuberは投稿の内容の濃さは気にせず、とにかく毎日投稿し続けている。」というツイートを見かけた。

そうか、なら今日も書いてみようと思い、今パソコンに向かっているとはなんとも安直な人間である。

 

突然だが、私は来年の2月に院試を控えている受験生である。

 

院試を受験したことのある人ならわかると思うが、院試は夏(8月ごろ)や秋(10月ごろ)が多く、夏+秋や夏+冬(1月ごろ)と1回落ちても何度か受けられるところもある。

 

いや、2月入試ってなに??????

 

私の志望するコースは2月入試しかない。ので、院試に落ちると進路未定のフリーターとなってしまう。

卒論提出は12月なので自主留年することもできず、卒業すると今住んでいる大学の寮からも追われ、東京を追われ、私は里に帰ってフリーターになるしかなくなってしまう。なんと悲惨な運命だろうか。

 

そんな悲惨な運命を回避すべく、夏(半年前)から院試にむけてガンガン勉強していくことが私の平成最後の夏の目標である。

 

ただ、学部生最後の夏。親しい友人もほとんどが来年は社会人である。

それなのにこの夏を勉強だけして過ごしていていいのだろうか。(いや、よくない。)

 

とはいえ、落ちたらフリーター。今から着実に勉強していくしかない。でも友達とも遊びたい。いやでも目先の楽しさに浮かれていていいのか?いちばん大事なのは院試ではないのか?…

 

日々このような葛藤のさなかにいるのだが、私はこれを「七夕まつりのジレンマ」と名付けた。

 

私の地元の七夕まつりはちょうど高校の期末試験の時期と重なる。私はまじめだけが取り柄の高校生だったので、もちろん己を律し、七夕まつりには寄らずにまっすぐ帰宅して、「勉強せねば」という使命感に息巻いていた。(というのはやや誇張である)

 

しかし、この時期に、試験があるのに、七夕まつりに行くやつらもいる。

 

七夕まつりではしゃいでいる同級生(特にカップル)に対して内心(遊んでんじゃねぇよリア充どもが…ケッ)と思っていたのだが、今考えてみればひねくれものである。

 

しかし、ここで問題が起こる。

 

家の玄関をくぐった瞬間に、私のやる気ゲージが0になってしまうのだ。

帰り道では「今日は古文やって数学の課題やって…」と今日やることに思いをはせ、よしやるぞとやる気ゲージ120くらいなのに、不思議なことに玄関をくぐるとそれらはすべて消し去ってしまう。やる気がウユニ塩湖並の更地と化すのだ。

そして「やる気でないな~」とか思いながらTwitterを開き、TLの一番上まできたところでLINEを返し、NAVERまとめの記事をなんとなく読み、またTwitterを開き、を繰り返していると余裕で2時間くらい経っている。

 

いや、それなら七夕まつり行ってるのとたいして変わらなくないか???

 

ちなみに高校3年間これを繰り返した。学習してくれ。

こうして遊びたい気持ちと勉強しなければという理性とやる気のなさがコラボレーションすることで「遊んでいたのと時間的には変わらないけどなにも生まれない虚無な時間」が生まれる。

 

そして、歴史はまた繰り返されようとしている。

 

今年の夏、「七夕まつりのジレンマ」が起こる確率は60%というのが私の予想である。

己を律し、強くいきたい。